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木のぬくもりを感じるPC。HP ENVY 360 wood edition
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HP ENVY 360 15inch wood edition corei7 / 16GB / 512GB を購入した。
仕事柄画像処理、動画処理も多いのでスペック的に不安だったが、このルックスに負けて購入してしまった。。
とりあえずその見た目、感触、少し使ってみた感じの感想を書いてみたい。
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蓋を閉じたところ。HPのロゴがハイエンドモデル専用になっている。
色はナイトフォールブラックという色で、真っ黒ではなくややゴールドよりの色で非常に高級感がある。
大きさは15.6インチとしては小さい。手元のSurface Book2 15 inchとほぼ同じ大きさだった。
Surface Book2 15inch 343 mm x 251 mm 1,905g
hp ENVY x360 15inch 359 mm x 245 mm 1,980g
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15inchモデルはインターフェイスも充実していて、右側にHDMI 2.0 出力端子×1、USB3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応) 、 USB Type-C™ 3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応、Power Delivery 3.0)
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それと、こちらの小さなスライドスイッチが内蔵カメラをオフにするスイッチ。カメラの機能を完全に遮断するので誤ってカメラが動作することを防げる。突然のテレビ電話があっても安心。意外と大事。
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ふたを開ける部分はこのようにカットしてあり、片手で簡単に開けられる工夫がなされている。
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こちらは左側のインターフェイス。フルサイズのSDカードスロットがあるのは嬉しい。Surface Book2にもSDカードスロットがあるのが、こちらはSDカードを挿し込んだ時にほとんど出っ張りがない。Surface Book2だとカードの1/3程度が出たままなので、そのまま持ち運ぶときにはひっかけないか注意が必要だった。この点はありがたい。
SDカードリーダーの隣はヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
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こちらは、ACとType-C™ 3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応、Power Delivery 3.0)、電源ボタン。
左右にType-Cがあるのは便利。
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ヒンジ部分。非常に質感が高い。メーカーによると32,000回の開閉テストをクリアしているとのこと。1日に10回開閉しても9年間毎日開閉しても大丈夫らしい。
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このパソコンの最大の売りがこの木目。これは印刷ではなく、本物の木を使っている。
ブラックのキーボードと合わさって非常に高級で質感も申し分ない。これだけでも購入の価値は十分あると思う。
メーカーサイトより「使用される木材はそれぞれ木目が違う、いわばお客様だけのオリジナルデザイン。
その一つひとつを丹念に加工し、塗装し、作り上げたプロダクトはまさに無機質な空間に彩りを加えるパートナーです。暖かみ、肌触り、そして高級感あふれるデザインなど、普通のパソコンでは味わうことが出来ない体験をあなたにお届けします。」
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なんと、トラックパット部分も木がはってある。これでちゃんと動作するのかと不安だったが、全く問題ないどころかSurface Book2よりもスムースに動くし、クリックも問題ない。筆者の場合MacBook Proをメインにしているためか、Surface Book2のトラックパッドは敏感すぎて使いにくく、設定で試行錯誤してようやく使えると感じていたが、このHPは木がいい意味で鈍感にしてくれているのか、ちょうどいい感じに反応してくれる。2本指、3本指のスワイプも全く問題ない。
それと、このさらさらとした感触がとても気持ちい。タッチパッド部分はくりぬいてあとから張り付けているのではなく、全体を1枚で作っている。上の部分に切り欠きがないことで確認できる。
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オーディオはなんとBang & Olufsen デフォルトの音質は固い印象だが、Bang & Olufsenのアプリがインストールされていてイコライザーなど細かく調整できる。筆者は低音を強調し聞きやすく満足している。Mac Book Pro16 inchの驚異的な音質には及ばないが、Surface Book215 inchよりもこちらのHPの方が良いと感じる。
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これも購入の大きな決め手になった。テンキー。Mac Book Pro 16やSurface Book2 15にはテンキーがない。エクセルの入力などテンキーが必要になる場面は多く、外付けのテンキーを持ち歩く必要がなくなったのは助かる。
それと、キーボード上部にあるのが機内モードボタン。PCではちょっと珍しいのではないだろうか。
キーはそれぞれ1,100万回のテストをクリアしているそうだ。
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この四角い部分が指紋認証。Windows Hell0でPCの解除ができる。顔認証に非対応なところは残念だ。
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キーボードの厚さ。完全にひっくり返してタブレットモードになる。この辺の使い勝手は後日。
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ENVYのロゴ
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こちらがACアダプター。比較のためにMacBook Pro16 inch用も一緒に撮影。
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液晶が 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ なのでペンが使える。
筆者はペンが必須なのでタッチパネルディスプレイであることが最低条件で、その点でMacBook Proが必要な場合はiPad ProとApple Pencilも必須となり、荷物が多くなってしまう上、作業が煩雑になる。
このENVY x360 にはSpectre アクティブペン (アッシュブラック)が付属されているので別途購入の必要はなく、Surface Penも使うことができるようだ。これは嬉しい。
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ペンはSurface Penと同じく電池で動くタイプ。質感は非常に良い。使用感はまた別記事で。
簡単に外観をレポートしてみた。
非常に質感が高くHPに漠然と抱いていた安っぽいというイメージは完全に間違っていた。
このWood Editionはデザインが優れているだけでなく、色合い、質感、感触まで満足できる。なんといっても本物の木。手の触れる部分に何とも言えない感触と温かみがある。
次回は実際の使い勝手をレポートしてみたい。