contribution寄稿・コラム

【ペマ・ ギャルポの「真剣・愚見」】ペマ・ギャルポ(拓殖大学国際日本文化研究所教授)

中国武漢から発生した、コロナウイルスは万単位の人々命を奪い世界中に蔓延し続けている。日本も深刻な状況に入り安倍首相はこれを「国家的危機」として「緊急事態宣言」を出した。しかし、一部の幻想に生きている自称平和主義者たちは、当初。緊急事態事態宣言は「私権を制限し、ひいては憲法改正と戦争につながる」として反対をとなえた。同じ群衆は日頃から、憲法改正は軍国主義、戦争につながり、人民の命を奪われると叫んでいた。罪のない人々の命を無差別に奪うと言う観点から見ればウイルスも核兵器も似ている。そのため安倍首相は国民の「命」を守るための策であると必死に説いている。「命」を守るための戦いであり、戦争である。全国民、あるいは人類の命を守るための戦争であると認識すべきではないでしょうか。この戦争に勝つためにはウェルスの正体を突き止めることは言うの及ばず、なぜこんなにも全世界に蔓延したのかその原因を探流必要がある。日本の政府もメディアも経済を中心とした損害と感染の動向のみに注目し、真相から目をそらしているような気がする。これは日本特有の中国への忖度かも知れません。この度のいわゆる新型コロナウェルスは地震や台風のような自然災害ではなく、WHOのテドロス事務局長と中国の習近平の隠蔽とミスマネジメントに加え中国の共産党の統制主義がもたららした人災である。このことについてはアメリカのトランプ大統領初め、外国ではさまざまな批判が湧き上がっているが、日本ではこれを現象的伝えているのみで、真相追及には及んでいない。

アメリカのトランプ大統領はテドロスは国際機関のトップとして公平さに欠け「中国寄り」であり過ぎるとWHOへ拠出金の停止を検討を始めると公言した。報道によると米国議会でも同調者が表面化している。下院議員のリズ・チェイニー氏のようにWHOを「中国共産党の代理人」として中国との癒着ぶりを厳しく批判している。日本からは与野党問わずこのような見識が見られないのは残念だ。2015年UNESCOが中国の一方的主張を受けれ、いわゆる南京事件を世界記憶遺産への登録させ国際機関が「お墨付き」を与えた不愉快な事は憂慮すべき出来事として多くの日本人の記憶に残っているのではないでしょうか。近年中国政府は着実に計画的、組織的に国連の乗っ取りに励み、すでに三分の一の主要ポストを獲得ている。他ポストにはUNESCOの前事務局長のイリナ・ボコヴァ女史やWHO現事務局長のテドロス・アダノム氏のような左翼系親中派をリモコンすることで国連を牛耳りつつある。これは中国流世界覇権争いの一環である。これはアメリカと中国の限定的な戦争ではなく自由・民主を尊ぶ陣営と独裁的共産主義の戦いであり、日本には見物者ぶる余裕はないはずである。この新型ウイルスは艤装戦争であり、その真相を見極めない限り、今回勝利したとでしても 第2、第3ののウイルスが再来しない保証はない。日本は戦わなければならない時の勇気と敵味方を区分けする知恵を潜在的に持っていると私は信じたい。国民は国家に補償のみを要求するのではなく、1人1人が自らの生命と財産をも持ってくれる国家を忍耐と寛容を持って支えるべきではないでしょうか。天は自ら助ける者をたすける。

令和2年4月11日に考えたこと。尚、これは私見であり、やまと新聞を含め、いかなる組織、団体のいを代弁でしているものではない。