contribution寄稿・コラム

【ウイグルの声最新放送です】三浦小太郎

東京オリンピックが日本人にとって大きな関心事であることは勿論ですが、2022年冬季オリンピックは北京が予定されているのです。IOCは、そして国際社会は、こんな弾圧をしている国で「平和」の象徴であり、差別をなくしルールの下堂々と選手たちが競い合うオリンピックが本当に可能だと思っているのでしょうか?

かって世界はモスクワオリンピックを、ソ連のアフガニスタン侵略によってボイコットしました。選手たちにはつらいことだったと思います。しかし、世界の多くの国々は、侵略戦争を始めた国でオリンピックは行えないという判断をしました。私は今も、この判断は正しかったと考えています。

そして、今、中国政府が全土を収容所にしているウイグルとは、本来、東トルキスタンというウイグル人の国です。チベットももちろん同様です。そのような国々を植民地化し、本来その地で自由に暮らせるはずの民族を虐殺している中国においてオリンピックを行うことが正しいはずはありません。

しかもその中国は、コロナウイルスの発症を当初隠蔽し、自国民を犠牲にさらして良心的なお医者さんを弾圧し、今は他国に罪を擦り付けようとまでしています。北京でオリンピックを行うことは、オリンピック精神を破壊することです。