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人口減少社会の日本では、都心から一歩郊外に出れば、風化していく過疎の町があちこちにある。老化する国の衰えに寂寥感をおぼえずにはいられない一方で、同じ日本とは思えないくらいの速さでリニューアルされていく豊かさに充ちた都心の街もある。

仕事の関係で週に一度訪れる渋谷駅周辺の再開発は、大型商業施設を次々と新設し、陸橋や駅地下からのエスカレーターなどを移設する工事が続き、利用者の動線が毎週のように変更されている。先々週の歩道と先週の歩道、今週の歩道が工事関係者の誘導で変わり、新たに誕生した施設からの出入りも可能になるなど、ダイナミックな変化が見ていて楽しい。