gosei「天皇御製に学ぶ」

【天皇御製に学ぶ】 第三十四回 四宮正貴(四宮政治文化研究所所長)

亀山天皇御製

神祇

ゆくすゑも さぞなさかえむ 誓あれば 神の國なる 我が国ぞかし

 

 

第九十代亀山天皇は、御在世・建長元年(一二四九年)-嘉元三年(一三〇五年)。御在位・正元元年(一二六〇年)―文永十一年(一二七四年)。諱(いみな)は恒仁(つねひと)。

 

文永二年(一二六五年)、元のクビライからの国書が高麗を介して伝へられ、鎌倉幕府から朝廷に送達される。幕府は元に備へると共に、朝廷は神社に異国降伏の祈願を行ふ。亀山天皇の院政中には二回の元の対日侵攻(元寇)が起こり、亀山上皇は御自ら伊勢神宮と熊野三山で祈願された。

文永十一年(一二七四年)、蒙古襲来により炎上した筥崎宮社殿の再興にあたり、亀山上皇は「敵国降伏」の宸筆を納められた。

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。

Yamatopress Web News

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。

会員の方はこちら