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【論説】池袋暴走事故、運転者はなぜ逮捕されない?
東京・池袋で乗用車が暴走し母子が死亡した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が、退院したにも関わらず逮捕されていない。
院長は事故で胸の骨を折る重傷を負っていたが、5月18日に退院すると、目白署に出頭し任意聴取に応じた。サングラスにマスク姿で、両手で杖をつきながらゆっくりと署に入ろうとした際、待ち構えた報道陣の問いかけに対し、小さな声で「申し訳ございません」とだけ語った。
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