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【論説】新幹線の事故損害、誰が賠償する?

接触した車両と同じ700系のぞみ

 
山陽新幹線のぞみ176号の人身事故で、死亡したのは福岡県直方市の男性介護士(52)と判明した。福岡県警は、自殺の可能性があるとみて調べているが、破損したのぞみの先頭部分は誰が賠償することになるのだろうか。
 
新幹線の破損は修復だけでも数百万円以上が見込まれる。それだけでなく、当日の遅延損害金や清掃作業などの人件費なども合計すれば鉄道会社の負担金は億単位に上ると想定される。また、ダイヤの遅れにより利用者が取引上の損害を被った場合には鉄道会社や遺族に対し賠償請求訴訟を起こすケースもある。

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