the-imperial-family皇室
天皇皇后両陛下、沖縄から還幸啓
29日、沖縄行幸啓を終えられた天皇・皇后両陛下は、同日午後、還幸啓された。
皇居・乾門前には、天皇皇后両陛下奉迎のため、多くの市民が集まった。
午後5時前、天皇皇后両陛下のお乗りになられた御料車が乾門前に到着すると、「天皇陛下万歳」の掛け声とともに、日の丸市民が一斉に小旗を振り、天皇皇后両陛下は、御料車の窓から、市民にお手をお振りになられた。
27日から3日間の日程で、沖縄へ行幸啓された天皇皇后両陛下は、27日午後、那覇空港に到着すると、沖縄戦最後の激戦地である糸満市を訪問され、「国立沖縄戦没者墓苑」で戦没者を慰霊した。
翌28日は、日本の最西端に位置する与那国島を初めて訪れた。
皇太子同妃時代を含めて、沖縄訪問は通算11回目となるが、来年4月末に天皇陛下の御譲位が決まっていることから、沖縄行幸啓は、今回が最後とみられている。
沖縄では、両陛下が宿泊する、那覇市内のホテルから約500メートル離れた奥武山公園には、両陛下を歓迎するために提灯を掲げた約4500人の住民が集まるなど、両陛下は、沖縄県内各地で熱烈な歓迎をお受けになられた。
用語解説(宮内庁ホームページ「お出ましに関する用語」より)
行幸啓(ぎょうこうけい)
天皇・皇后がご一緒に外出されること。
還幸啓(かんこうけい)
天皇・皇后がご一緒に行幸啓先からお帰りになること。