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《ストップ・ザ・左翼政局》 安全保障、憲法など政策合意を無視、有権者への詐欺 民進廃棄物が、希望を絶望に フリーライター・元文部科学大臣秘書官 鳥居徹夫
《ストップ・ザ・左翼政局》
安全保障、憲法など政策合意を無視、有権者への詐欺
民進廃棄物が、希望を絶望に
フリーライター・元文部科学大臣秘書官 鳥居徹夫
🔶憲法改正が8割を占めた選挙結果であったハズなのに
昨年の総選挙は、憲法改正の是非が争点にされ、希望の党は改憲勢力と報道でもカウントされた。
選挙結果は自民・公明・希望・維新の改憲を旗印にする与野党で374議席、465議席のうち8割を占め、憲法改正が国民の総意とされた。
ところが選挙後の希望の党は、憲法9条の改正反対などと宗旨替えし、国民の期待を大きく裏切った。
希望の党は、昨年の総選挙直前に小池百合子が代表となって国政に挑戦をした。
そこへ選挙目当ての民進党の議員・候補者が大量になだれ込み、選挙の結果は当選者50名のうち47名が民進党出身であった。
東京都議選挙の惨敗、離党者の続出、支持率の急落などから、総選挙では民進党の看板では大惨敗が予想された。
総選挙前に民進党出身者は、生き残りをかけて希望の党に駆け込み、小池百合子ブランドに希望をつないだ。
そして希望の党の公認を得るため、民進出身者は希望の党との政策協定書に政策同意のサインし、政治活動を行うことを誓約した。
その中身は、①現行の安全保障法制について適切に運用する、②憲法改正を支持、③外国人の地方参政権に反対、④希望の党の公約を順守すること、など10項目であり、党の基本政策もそれをベースにしていた。
ところが選挙では希望の党が失速し、当選者は50名(選挙区18、比例32)と選挙前の57議席を割り込んだ。ところが比例は、小池ブランドがあり966万票を獲得した。
ちなみに民進党出身の候補者は、「比例は希望」という呼びかけを終盤ではほとんど行わなかったにもかかわらず。
つまり民進党ではイメージが悪く当選がおぼつかないから、小池百合子に擦り寄り、希望の党に潜り込んだにすぎなかった。
そして当選後は有権者との誓約を棚上げし、逆に民進党出身者以外を排除しようとしたのである。
🔶公約と正反対の主張をし、希望の党を変質させた民進党廃棄物
希望の党の玉木雄一郎代表は1月26日の両院議員懇談会で、安全保障と憲法に関する党見解を発表した。
それは衆院選で訴えた安保法制の実質的容認と憲法9条改正への積極姿勢と、全く正反対である。
その党見解は、安保関連法の「武力行使の新3要件」は容認できないとか、憲法9条に自衛隊を明記することに反対、というもので、何でも反対の民進党への先祖返りであった。
玉木氏は民進党系3党の再結集を念頭に「野党の大きなかたまりを作るために統一会派結成を主体的に働きかけたい」と表明した。
これに対し党創設メンバーの松沢成文参院議員団代表らは「希望の党の結党の理念から変更するもので、変節としか捉えられない」「詐欺ですよ。絶対に認められない」と反発した。
希望の党の支持率が1%程度と低迷し続けており、とくに玉木雄一郎代表に交代してから党の支持率はさらに下がった。
そもそも希望の党を支持していたのは小池百合子に期待し、憲法改正や平和安保法制の効果を期待していた有権者たちであった。
にもかかわらず民進党出身者は、小池百合子バッシングをはじめた。
小池百合子が排除すれば支持率はもっと下がるということを、玉木雄一郎らは理解していないようである。
ましてや、衆院選の公約を平気で翻すことは、有権者への背信にほかならない。とりわけ比例復活当選者は、「希望の党」に期待した比例票によるものであり、憲法改正や安保法制容認など基本政策への投票であることを踏みにじった確信犯である。
民進党廃棄物には、有権者を裏切ったという後ろめたい気持すらないし、ましてや小池ブランドで当選した比例議員などには、バッジを外すというケジメすらない。
当選後に公約と正反対の主張をする政党に変質させた民進党廃棄物の各議員は、まさしく詐欺集団であり、次期総選挙で厳しい審判を下さなくてはならない。