pet「マリの喫茶室」
マリの喫茶室(10)わんにゃん外交
マリの喫茶室(10)わんにゃん外交
【大の犬好きプーチン大統領】
ペットは、人と人をつなぐだけでなく、国と国を結びつけることもある。
大の犬好きで知られるロシアのプーチン大統領。
10月に、中央アジアのトルクメニスタンとかいう国の大統領から、むくむくした子犬をプレゼントされた。
そのトルクメニスタンの大統領が、子犬の首根っこを片手でつかんで、高々と持ち上げたのを、「なんて持ち方をするんだ」と言わんばかりに眉をひそめていたプーチン大統領。
その後、子犬を大切そうに抱き上げ、チューをしていた。
あの、強面のプーチン大統領が子犬にメロメロの動画が世界中に流れた。
ちなみに、ウサギも耳をつかんで持ち上げるのはダメです。
動物はちゃんとお尻をもってあげましょう。宙ぶらりんでは不安になりますよね。
日本からも、2012年に秋田犬の「ゆめ」が贈られている。お返しに、プーチン大統領からはロシア猫の「ミール」が贈られた。
いまや「ゆめ」は大きくなり、立派な秋田犬になった。プーチン大統領の忠犬として写真に写っている。
【大の犬好きビクトリア女王とエリザベート皇妃】
犬好きの歴史上の人物は多い。中でも有名なのが、イギリスのビクトリア女王。小型犬ポメラニアンを世界中にひろめた。女王は、自分のポメラニアンをドックショーにも出場させている。
若いとき飼っていた愛犬ダッシュが死んだ時、愛犬の死を悼み庭園に専用墓地を設置して埋葬したというエピソードもある。
ビクトリア女王は、写真で見る限り、小柄で小太り、お世辞にも美人とはいえない。飼っている犬も小型犬。
それに対し、同じく19世紀を代表するヒロイン、オーストリアの皇妃エリザベートは、背が高くすらりとした美人。ビクトリア女王とは対照的だ。飼っている犬も大型犬。
二人は仲がいいわけではないが、交流はあった。ビクトリア女王は、エリザベート皇妃に犬を贈っている。
【猫好きのリンカーン大統領】
猫好きの歴史上の人物といえば、リンカーン。リンカーンは、「猫のために道を譲る」と言われるほど無類の猫好きだったとか。
ホワイトハウスで初めて猫を飼ったのもリンカーンです。
リンカーンの有名なエピソードは、南北戦争中に現地で母を亡くした子猫を見つけ、子猫達の世話をするように指示したことでしょうか。その後も毎日のように猫たちの様子を問い合わせていたそうです。
戦火の中でも小さな命を気遣うなんて、人間だけではなく、猫にも優しい大統領だったのですね。