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横浜は近代建築の宝庫 横浜開港記念会館
日本が世界への扉を開いたのが明治時代。
当時飛行場などは勿論なく、港が開国の場となっていたのはご存じの通り。
西は神戸、東は横浜、明治以前からの長崎がその代表だったから、記念館や西洋館の宝庫ともなっている。
今回ご紹介するのは、横浜市の開港記念会館。
大正6年、横浜開港50周年を記念し、市民からの寄付も募り建設された、文字通り記念会館である。
当初の名前は「開港記念横浜会館」といわれ、公会堂としての役割も備えていたため、大阪市の中之島公会堂と共に大正期・二大公会堂建築といわれている。
設計はコンペで優勝した東京市・福田重義技師の案に、山田七五郎を始めとするのちの横浜市建築課の面々が行っている。
建材として使われたのは、当時の流行であった「辰野式」といわれる煉瓦だった。辰野金吾は東京駅の設計でも脚光を浴びていた建築家である。
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