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【論説・コラム】苦労もせずに大学に入ったところで
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大学への入学希望者総数が定員総数を下回る「大学全入時代」が到来したことで、受験勉強ゼロの現役高校生でも、履歴書と願書を記入するだけでどこかしらの大学には入れる時代となった。
おそらく、高校時代に一念発起して受験勉強に目覚めなかった生徒や、若さゆえの諸々の誘惑に抗えなかった、いわゆる「負け組」の大学生はこの先余程の改心でもない限り、ひとかどの成功者にはなれないだろう。人間にとって、心身共に飛躍的なスキルアップを果たせるゴールデンタイム=黄金時間は20代前半までである。身体的には10代で終わる。
大切なことを後回しにしているうちに人生の残り時間よりも早く成長期は終わりを告げ、気付いた時には狭小な範囲での成長可能性しか残されていない。生徒にはそのことを告げ、「毎日が人生の最終日と思ってベストを尽くそう」と発破をかけるが、人生を俯瞰して自分の今の立ち位置を理解している生徒はそもそも、誰に言われずとも高いレベルで努力を続けている。
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