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「皇族いじめもいい加減にしろ!」 今さら聞けない皇室研究会顧問 村田春樹
年が明けたが相変わらずネット界隈では皇室バッシングが続いている。一月二日、コロナ禍で二年連続中止となっていた皇居一般参賀が3年ぶりに再開された。感染を恐れたのか参加人数を制限し抽選となった。今回は敬宮愛子内親王殿下初のお出ましであり、筆者は何としても万歳を叫びたいと思い早速応募したが見事外れた。何しろ競争率は十倍、特に第一回目のお出ましは十六倍だったそうだ。人気があるのは喜ぶべきであるが、この久々の一般参賀に早速ネトウヨが噛みついている。それどころか筆者が敬愛してやまない著名な評論家Aさん(本業ではないが皇室にしばしば言及して男系継承絶対護持を主張、秋篠宮家へのバッシングには憤っている本物の尊皇家)自らのツイッターで「今回の一般参賀の最大の問題は皇位継承者の秋篠宮殿下よりも愛子様が中央に立ってしまわれたこと、つまり次は愛子天皇であるとの大変危険なメッセージを内外に発信したことです。愛子様の襟がC国風なのも気になります。」さすがの私も飲みかけのお屠蘇を吹き出してしまった。Aさんともあろうお方が新年早々情けない。そもそも一般参賀でお立ちになる順番案は宮内庁が考え抜いて提出し(宮内庁法第二条に基づく)、陛下に裁可をいただくものである。今回は当選した善男善女一人一人に番号が振られその番号がなんと東庭の地面に書いてあり、一人一人その位置に立たされると言う厳重さである。まして敬宮さまの初のお出まし。いやが上にも慎重に考えられているだろう。筆者は一般参賀には昭和天皇の頃から馳せ参じている。お出ましの十五分前には正殿東庭に蝟集する善男善女に向け放送がある。「天皇皇后両陛下皇太子同妃両殿下秋篠宮同妃両殿下・・・」と皇位継承の順番にお名前が呼ばれ、最後に、「・・・におかれましては十時頃におでましの予定です。ただいまの時間は概ね九時四十五分です。」といった放送である。
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