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【論説・コラム】少子化進む日本では感じられない世界人口80億人
※イメージ画像
人生100年時代――とはいうものの、心身ともに最高値にあるのは10代後半から20代前半にかけてである。この年代に経験した記憶が後々まで自分の人生における模範として刻まれ、自身の将来や価値観を決定付ける指針ともなる。
50歳の私の場合、やはり1990年前後の記憶は、ひとつの大きな指標となっている。あの時代が理想というわけではないが、昭和が終わり、東西冷戦が終わり、バブル景気が弾け、世紀末に向けて歩みを進める変化の激しい時代。社会の変化以上に、自身の進学や就職で頭が一杯になり、いつも学業や恋愛のことばかり考えていたような気がする。
その頃、世界人口は50億人を突破し、21世紀に入れば食糧問題や飲料水不足、資源枯渇、オゾン層破壊、人口爆発などが進み、世界は数十年以内に危機的な状況を迎えると危惧されていた。正に今現在がその只中にいる時間帯ではあるが、オゾン層破壊は回復に向かい、石油資源などのエネルギー問題はシェールガスや新たな油田開発などでひと先ず落ち着き、食糧危機や飲料水不足も全世界的な緊急事態というほど切迫したテーマにはなっていない。
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