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【論説・コラム】朝日新聞がついに400万部割れ
※イメージ画像
「前人未踏の記録」――常人には縁のない言葉だが、アスリートなどの競技を生業とする突き抜けた実力者にとっては、生涯にわたって誇れる目標として日々の励みにしている天才も少なくないだろう。
一方、この言葉がビジネスで使われた場合、過去の栄光や時代の潮目を示す凋落ポイントとして黒歴史の象徴となってしまうことが少なくない。
私(記者)がかつて所属していた読売新聞の場合、購読数1,000万部突破が高らかに宣伝された1994年は、同社だけでなく国内日刊紙の絶頂期を示す大ジャンプのK点超えと言えた。部数はその後も漸増し、2001年1月のABC協会報告では朝刊部数が1,031万91部の過去最高を記録。日本のように個配制度が行き渡った国は地球上に例がなく、恐らくは読売のこの記録が紙媒体発行部数で未来永劫突破されることのない人類の紙文化の極みだったと言える。
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