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【論説】大学受験勉強をたった1日で終えた生徒たち
※イメージ画像
受験シーズンが終わり、新生活がスタートした。コロナに加えてウクライナ侵略が世界を覆い、春爛漫という気分には程遠いまま、週末の雨で桜もすっかり散ってしまった。
先月の話になるが、通信制の高校で、進路がぎりぎりまで決まっていなかった生徒2人が最終盤の面接試験で合格し、大学生となった。いずれも大学進学の是非で迷い、本来の受験勉強をしないまま、志望理由書と面接だけで合格できた形だ。
それまでの指導も単位取得がメインであり、いくら情熱的に説明しても「暖簾に腕押し」のような興味の無さで授業というよりも一人演説会のような (授業する側としては楽ではあるが) 虚しさを感じてきたので、兎にも角にも次なる一歩を踏み出すことができて、ほっとしている。
彼らは最後まで大学に進学することに意義を見出せないでいた。おそらく進学する学生の半分以上が同様なのではないかと思う。個別指導をしながら思うのは、学ぶことが本当に好きな生徒というのは半分もいないという実感だ。
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