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【論説】ノーベル平和賞が第三次世界大戦を招くかも
※イメージ画像
ロシアのウクライナ侵略によって混迷が続く世界。ロシアは主権国家であり、たとえ独裁者プーチンがどんなに横暴な外交を続けようとも、戦争当事者でない私たちは大統領の地位を奪うこともできないし、内政に干渉することもできない。
ロシア国内での政変に僅かな望みをかける他ないが、スパイ出身の彼がクーデターや暗殺の類に抜かりがあるとも思えない。こうなる前に、我々は彼の暴走を止める術はなかったのだろうか。
独裁者を暴走させる最悪の一手は、強権外交にお墨付きを与える結果となる妥協である。事実、彼は第二次チェチェン紛争でも南オセチア紛争でも、武力制圧によって実質的な領土拡大や政権掌握に成功し、2014年のクリミア半島占領でも国際社会から弾かれながらも不凍港確保や一定の支持率向上につながった。過去の武力行使、実力行使は曲がりなりにも成果を上げ、「力こそ正義」と彼に勘違いをもたらしてしまったのではないだろうか。
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