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【論説】2歩下がって1歩進む岸田政権
※イメージ画像
10月の発足以来、岸田文雄政権は安定した政権運営を続けている。議席は減らしたものの衆院選は予想されたよりも議席を維持し、コロナ禍は落ち着き、支持率は概ね5割を超えているという。1月16日の読売新聞報道では、支持率が66%まで上昇している。
ほぼ1年間コロナ禍に悩まされ続けた菅義偉政権とは対照的に、政権発足後3か月間に渡って岸田政権はコロナ禍が落ち着き、政権自体は大した政策を邁進してもいないのに、有権者から一定の評価を受けているような状況である。
安倍、菅と続いた保守の政権から、自民党でも中道左派寄りの宏池会出身である岸田氏の立ち位置が朝日や毎日といった革新系のメディアによる攻撃を留まらせ、一方で同じ開成高校閥である渡辺恒雄社主の意向が働いているのか、保守系の読売新聞でさえも政調会長の高市早苗氏を攻撃して岸田首相を手放しで褒め称えるような論調を続けている。
しかしながら、ネット上のニューメディアで仄聞する限り、政界の事情通ほど岸田氏の政策に疑問を呈している。衆院選である程度の結果が出た後、政策実行力のないことが逆に保革の軋轢を生まない奇跡的な政局の凪状態をもたらしている。
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