（１）一部無観客で調整？

　オリンピックがようやく一部無観客で調整が始まったそうだが、まだ全部が無観客ではない。なんて往生際が悪い人達だろうと思う。

　菅総理のいう、「安全・安心オリンピック」「国民の命と健康が最優先」だとしたら、最初からオリンピックは中止または延期、最低でも無観客というのは自明の理。

にもかかわらず、いまだに観客にこだわっている。菅総理と高齢者はワクチン接種をしているが、大多数の国民にはワクチンは行き届いていないにもかかわらず。

 

（２）外圧頼みの感染対策

菅総理も小池知事も、橋本会長も、計画どおりにオリンピックをやることに執拗にこだわっている。

常識で判断することができない。パブリック・ビューイングも酒類の販売もしかり、有観客もしかり、マスコミにたたかれて、初めて禁止したり、見直しをする。

内部から声を出しづらい組織なのだろうか。外圧頼みの感染対策というのはいかにも頼りない。

 

（３）無観客だけど観客席がいっぱいに？

無観客ならば、客席ががらがらだろうと想像するのが当たりまえだが、実際には、無観客にもかかわらず客席にはずらりと人が着席しているのではないだろうか。

 

3月にフィギュア・スケートの世界選手権を無観客でやっていたが、スケートリンクに近い客席には、人がずらりと座っていた。空席なのは、上の方の値段の安い席だけ。

無観客のはずなのに、観客がいっぱい。おそらく、「大会関係者」とやらが、ただで、特等席で、観戦して楽しんでいたのだろう。他に一般の観客がいないから、優遇ぶりが余計目立つ。

 

東京大会もそうなるのではないか？

ＩＯＣやらＪＯＣやら、マスコミに、選手の関係者、スポンサーなどなど、一般観客を排除して、優雅に、ただで見る人がたくさんいるのでしょうね。

 

　オリンピックは今からでも中止してほしいが、きっとそうはならない。そして、「スポーツ観戦」ならぬ「スポーツ感染」になる。

しかも感染対策の切り札、頼みのワクチンは既に品不足状態、結局。順調に接種できたのは高齢者だけ。

 

　オリンピックは中止してほしいが、来年の北京オリンピックは必ずやるだろう。そう思うと、日本だけが割をくっているようで悔しいので、本当に無観客なら開催してほしい気もする。

すべては武漢から始まっている。オリンピックの損害は中国が補填してほしい。

 

（バラ園）