tajikarao「タジカラオの独り言」

[映画「めぐみへの誓い」韓国上陸]  野伏翔(映画監督)

 6月4日から6日まで韓国ソウル市で「第一回ソウルラークスパー人権映画祭」が開催され、映画「めぐみへの誓い」が開幕作品として話題を呼んだ。韓国でのタイトルは「拉致」(原題・めぐみへの誓い)。他は6か国8作品が上映されたが、金正男毒殺事件のドキュメンタリー映画「暗殺者たち」とともに開幕作品として選ばれた。当日はオ・セフンソウル市長を始め各国大使が出席し、KBS、月間朝鮮、他殆どの新聞が報じたと韓国の配給会社から報告を受けた。

 映画「めぐみへの誓い」製作委員会には国際配給を手掛けるような経済的余裕はなかったのだが、韓国からは積極的なオファーがあり初の海外上映となった。映画を観た人たちの反応も「ぐっと来た」「泣いた」「感動した」との声が多数あったと言う。映画祭の後一般劇場でも6月中に公開が決まったそうで、今後の反応が楽しみである。

最近の日韓関係の冷え込みは深刻であり、国交断絶の可能性さえ見え隠れするほどだが、この「めぐみへの誓い」に韓国でそれほど関心が高まると言うことは、矢張り北寄りの現政権の危険性を認識できている韓国人もまだまだ多いと言うことだろう。しかしこの映画、韓国や北朝鮮が喧伝している「従軍慰安婦」等の捏造に付いては全否定している。劇中日本人拉致の中心人物である工作員シンガンシュンが横田めぐみさんの洗脳教育をして、日帝支配36年の恨みつらみをぶつける場面があるが、その直後部下の工作員から「しかし20万人もの少女を強制連行するとは、チョッパリの奴ら許せませんね」と言われた時「あれはな、日本の同志が書いた小説だよ」とせせら笑う場面がある。映画祭の後一般劇場で公開されれば当然この問題に対する反発の声が上がってくることだろう。私としてはこのような炎上は大歓迎である。活発な議論をして冤罪を晴らすべきである。

戦前の日本に対する歴史の捏造は数限りなく存在する。日本がアジア各国を侵略し覇権を持とうとしたという東京裁判史観そのものが、敗戦国日本に対する一方的冤罪であるが、中国の主張する「南京大虐殺」「三光作戦」「731部隊」韓国の主張する「創氏改名」の強制、「ハングルを奪った」「徴用工の虐待」「従軍慰安婦」・・・・・・。数え上げればきりがないが、そのことごとくが冤罪である。

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