元は儒教からきた心得だが、最近は「男女老いても席を共に」「中高生も席を同じに」

となっている。座学ならともかく、更衣室までが男女共有とされていることがわかった。

2005年、「男女共同参画基本計画」の中で、男女同室の更衣室は「極めて非常識」と述べられている。また文部省の「学校施設整備指針」でも小中高の更衣室については男女別、ロッカー数など、必要の配置・面積・形状をすることが大切とされている。にもかかわらず、

2021年の現在でも、多くの学校での男女別更衣室の設置は見られていないという。2005年以来、既に16年近くも方針が守られていないのだ。

　小学校の上級生ともなれば男女の体の違いに、気恥ずかしさと興味をもつ年頃である。高校生に至っては、将来の恋人関係にまで思い焦がれる年代ではないか。また女生徒は同性同士でも何となく周囲の目を気にするものだ。