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近代建築 日本酒「北の誉」、洋風の館 和光壮・野口喜一郎旧邸
北国にはお酒好きの人が多いという。寒さを耐えるために男女ともに酒豪が多いともいわれる。越後の酒も有名だが、北海道も負けてはいない。米は獲れなくてもニッカウヰスキーをはじめとして、垂涎を垂ら銘酒が数々ある。特に日本酒が好きな人は「北の誉」という銘酒をご存じだろう。
北の誉は明治23年に小樽市で野口吉次郎により産声をあげた酒造メーカーである。二代目野口喜一郎により全国に小樽の「北の誉」の名を轟かせた歴史を持つ。残念ながら、北の誉は2015年に「オエノンホールディング」に吸収合併されえちる。なおオエノンホールディングのスタートは、かの浅草名所「神谷バー」の神谷伝兵衛も関係している企業で「富久娘」や「紫蘇焼酎」なども扱っている。オエノンという名はギリシャ神話のすべてを酒に還る女神、オエノに由来するという。一般的には合同酒造として知られている。
その二代目野口喜一郎が小樽の地に建てたのが通称「和光壮」である。
和光壮という、なんとも木造アパートめいた名将だが、大変名誉ある建物なのである。
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