令和元年十二月、中共の湖北省武漢市において原因不明の肺炎が発生し、令和二年一月十四日には世界保健機構（ＷＨＯ）は当該肺炎患者の検体から新型コロナウイルスが検出されたことを認定した。そして三月十一日にはＷＨＯがパンデミックと宣言。外国では、ロックダウンを行い、原則外出禁止とする都市も出てきた。

　わが国では四月に政府が緊急事態宣言を発出した。とはいえ、他国のロックダウンのような完全な都市封鎖ではない。罰則規定がある行動制限ではなく、あくまでも自粛の要請と指示である。それでも、多くの国民はその要請と指示に応じて自粛した。このときの緊急事態宣言は五月下旬にすべての都道府県で解除された。しかしその後、感染拡大は第二派、第三派を迎え、今年一月七日に政府は再び緊急事態宣言を発出する事態にいたった。多くの国民は再び要請に応じて、行動の自粛をしている。

　一度目の緊急事態宣言後に開始されたGo to トラベルやGo to イートなどのGo to 事業は感染拡大によって現在は停止している。

　このコロナ禍により、企業では出社せずに自宅で仕事をするリモートワークが行われるようになった。また、国民は旅行など不要不急の外出を自粛したり、リモートで飲み会をするリモート飲み会なども普及しだしたようである。