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【論説】ドッジボールも野蛮とされる新時代

※イメージ画像

 

生まれる時代が変われば価値観も変わる。近年、科学技術の進化は目覚ましく、10年ひと昔というくらい変化が加速している。今では誰もが持っているスマホだが、10年前にはまだガラケーがシェアの半分くらいを占めていた。

 

生活文化の進化に伴い、価値観の変化も目覚ましい。例えば体罰。1984年の熱血ドラマ『スクールウォーズ』では、大敗しても悔しさを示さない部員たちに新任顧問が問いかけ、部員たちの闘争心に火をつける。その思いを忘れないようにと、顧問は1人ひとりを殴っていく。泣きじゃくる教師と生徒とのエモい場面が話題を呼び、最高視聴率20%を超える人気ドラマになった。

 

今のご時世なら、翌日には顧問は解任され教職も辞すことになるだろう。体罰なんかないに越したことはない。撲滅して然るべきものである一方、昔は今よりも不良が多かった。夜間ともなれば、少し大きめの公園には煙草を吹かして屯する素行不良の連中をよく見かけた。コンビニ前もかつてはそんな連中の溜まり場だった。そうした若者の中には、情熱的な教育者の体罰によって更生した者もいるのだろうなとも思う。

 

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