kokutai「日本への回帰」「揺るぎなき国体」
【日本への回帰】 天長節 荒岩宏奨(展転社代表取締役)
天長節のはじまり
現在、国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、二月二十三日は「天皇誕生日」という祝日に定められている。かつては「天皇誕生日」のことを「天長節」と呼んでいた。私は、以前に二月十一日の「建国記念の日」を「紀元節」という名称に戻したいと述べたことがあるのだが、この「天皇誕生日」についても、「天長節」に戻したいと思っている。
わが国において、天皇陛下の御辰誕日を「天長節」と呼ぶようになったのは宝神六年(七七五)のことである。
宝亀六年九月十一日、光仁天皇より「天長節を定め給ふの勅」を賜った。
《十月十三日は、是れ朕が生日なり。此の辰に至る毎に、感慶兼ね集まる。宜しく諸寺の僧尼をして、毎年是の日に軽行道せしむべし。海内の諸国、並に屠を断つべし。内外の百官に、酺宴一日を賜ふ。仍りて此の日を名づけて、天長節と為す。庶はくは斯の功徳を廻らして、虔みて先慈に奉じ、此の慶情を以て、普く天下に被らしめむことを》(『みことのり』)
このみことのりの口語は次の通りである。
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