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【論説】人生をコマ切れにするという考え方

※イメージ画像

 

世界一短命な動物は1日しか生きることができないカゲロウで、長寿な陸上動物はアルブダラゾウガメの推定250歳という記録がある。

 

海の中には、ホンビノス貝の推定507歳や、海綿動物の推定1500年などが観測されているそうだが、クラゲの一種は成長の限界を迎えると、細胞が幼児に戻り、再び成長を始める永久機関の生命もあるという。

 

生命とは一体何だろうか。1日しか生きないカゲロウと、永久に生き続けるクラゲを、同じ命と捉えることは正しいのだろうか。自我の意識ある人間と、その他生物との間で命を選別すべきなのかどうか。

 

哲学的なテーマであり、考えたところで正解はないだろう。私は今までの人生で、何回か観念的に命に区切りをつけてきたことがある。肉体的な自死ではなく、精神的なピリオドである。つまり、自分の中の第一章をここで終わらせ、明日からは第二章、次に第三章……と続き、現在に至るという意味である。

 

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