kiji記事
【論説】平成24年から年賀状が届いた
年賀はがき(賀状)の風習はいつまで続くのだろうか。
社会人になる前後でPCが普及し始めた私たちロスジェネの世代にとって、賀状は年末年始に欠かせないものだった。両親宛ての賀状の多さに尊敬し、1枚でも多く近づけるように賀状を送り合える友達作りに勤しんだ時期もあった。
PCが普及し始めた2000年代初頭、わざわざ郵送せずとも代用できる年賀メールが現れた。しかし、50円出して印刷や手書きをして新年の慶びを分かち合おうとする人と、キーボードでちゃちゃっとタイプして面倒くさいノルマを終わらせる人とでは、貰う側の印象もまるで違う。後者はむしろ、年賀の挨拶を作業として捉えているんだろうなと想像してしまう。そんな時代に育った我々40代後半組は、年賀はがきを捨てきれない最後の世代になるのではないかと思う。
記事の続きは有料会員制サービスとなります。
2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。
やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。