北朝鮮による「日本人拉致犯罪」から早くも40年を過ぎた。その間、日本政府と北朝鮮の被害者数は異なり、更に非公式には数百人と認定されている。

横田めぐみさんは拉致犯罪被害者の象徴的存在であり、いたいけな１3歳の少女が40年以上も拉致され日本に還れないというのは、異常である。

国家犯罪であり、多くの国民が奪還を望む中、いまだに解決していない。

めぐみさんは、これまで多くのドラマや舞台、アニメなどでも紹介されているが、

今回、はじめて映画が製作された。

それが、野伏翔監督による映画「めぐみへの誓い」である。

2010年から舞台でめぐみさんの拉致を訴え続けた野伏監督が、満を持して制作した映画である。2020年3月にクランクアップ、8月24日に試写会が行われた。

全国上演は令和3年3月予定となっている。

以下、監督へのインタビュー　（記者　永井由紀子）

きっかけ

2010年からめぐみさんの拉致を、一人でも多くの方に知ってもらいたいと思い舞台上演をしてきましたが、舞台だとどうしても見てくれる人数も限られてしまします。

2013年には政府が後援してくれたのですが、気持ちとしては映画というフィールドで多くの人に、拉致への知識と怒りを共有してほしいと願ったのが動機ですね。

そこで横田滋（2020年死去）さんと話し合ったうえで2018年に本格的に動き出したのです。