昨年10月29日から更新が止まっている克行容疑者のブログ

河井克行・案里夫妻の陣営による選挙違反事件で、東京地検特捜部は6月18日、前法務相の河井克行衆院議員(57)と案里参院議員(46)が票の取りまとめを依頼し、地元議員らに総額約2,570万円を配ったとして、公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。特捜部は同日、議員会館の両事務所や議員宿舎を捜索した。

これまでの情報によると、克行容疑者は昨年7月の参院選で、妻の案里容疑者が立候補を表明した昨年3月下旬から8月上旬にかけて、票の取りまとめを依頼した報酬として、参院広島選挙区の地元議員や後援会幹部ら91人に総額約2,400万円を配った疑い。これとは別に案里容疑者も5人に対して170万円を配った疑い。

現職国会議員夫婦の逮捕は初めてとみられる。2人にはこれまで、車上運動員に規定を超える報酬を払ったとする別の容疑がかかっており、秘書らが有罪判決を受けていた。

案里容疑者当選後の昨年9月には、論功行賞として克行氏が法務相に就任したが、程なく週刊誌報道で選挙違反の疑いが浮上し、翌月にスピード辞任。その後、選挙前に自民党本部から案里陣営に1億5,000万円が振り込まれていたことが発覚している。

今回の買収資金がこの中から出ていたかどうかが今後の政権運営にも大きく影響すると見られ、現職議員の中には影響が広がる前に解散総選挙を望む声も出ている。