kiji記事
【論説】世代を、地域を、世界を分断させるコロナの試練
現代社会は完成された合理的なシステムである――ミレニアルズ(1981-1995年生まれ)やジェネレーションZ(1996年以降生まれ)の若者から見ると、世界はこのように見えているのではないだろうか。物心がついた頃にはネットとスマホが当たり前のように存在し、タップするだけで世界のあらゆる情報も景色も手に入れることができる。いわば、完全体の社会に生まれてきたのだと。
ネット以前の社会を知る世代にとって、この世界は凶悪犯罪事件や公害・薬害問題、政財界の疑獄事件など理不尽で矛盾に満ちていて、泣きたくなるほど不平等な世界という認識が前提にある。一方、情報通信技術や医療技術など知識の絶え間ない蓄積が、私たちの暮らしを便利にしてきた。社会は未だ不平等で不条理だが、未完成な要素は少しずつ改善されていると。
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