contribution寄稿・コラム
【今更聞けない皇室の基礎知識】 皇后陛下物語 村田春樹
前号では小中学校時代について述べた。小学校1年生の3学期から高校1年1学期まで義務教育期間の殆どを日本の学校で過ごしたことは、日本人としてのアイデンテティ形成に、重要だったことであろう。母優美子さんは、婚約発表直後の「文藝春秋3月号」のインタビューで「子供として最も基礎的な勉強をするこの時期に、日本のことがきちっと身についたのは、雅子にとってかけがえのないことだったように思えます」と語っている。中学生のときソフトボール部を結成したがその時の、監督教諭が岩手県出身であった。それを知った雅子さまは「私にも岩手県人の血が流れているのです。」と誇らしげにおっしゃったそうである。雅子さまの母優美子さんの父江頭豊氏の父は江頭安太郎海軍中将で佐賀県出身であるが、優美子さん母壽々子さんの父は山屋他人海軍大将であり盛岡藩士の家柄である。ついでだがその妻つまり壽々子さんの母は鶴岡八幡宮の宮司の娘である。ティーンエイジャーなのに、曾祖父の出身県を意識(記憶)しているのは、敬神崇祖の念が強かった、というのはひいきのし過ぎであろうか。
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