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【論説】巧みに薄められた桜井パパの電通副社長就任ニュース
意味深なニュースがさらっと受け流されて、違和感を覚えることがある。
電通が11月14日に発表した持ち株会社体制への移行人事で、アイドルグループ「嵐」の桜井翔氏(37)の父で、元総務次官の桜井俊取締役(65)が来年1月、副社長に就任するという。
総務省といえば、地方行政や放送・ICTに関する情報通信全般を所掌する随一の巨大省庁で、とりわけメディア関連の利権に深く関わる行政機関である。俊氏は2015年7月から2016年6月までの1年間、事務方トップである事務次官を務めた。
退官後は同年9月から三井住友信託銀行顧問に、2017年6月には一般財団法人全国地域情報化推進協会理事長、同年7月には地域IoT官民ネット設立発起人として同共同代表に就任。2018年1月から電通の執行役員となり、2019年3月には株主総会での賛成多数で電通取締役執行役員に就任した。
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