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【論説】日本人の気質に合うラグビーの「相手を尊重する精神」

19-20と1点差で敗れ顔を覆うフランス代表に駆け寄るウェールズ代表

ラグビーW杯は残念ながら日本が準々決勝で南アフリカに敗れ、快進撃が終わった。相次ぐ台風の被害に沈滞した国内のムードを吹き飛ばす日本代表の活躍は、被災地にも大きな力になったに違いない。

 

今回のW杯で、ラグビーという競技が持つ他のスポーツ競技とは異なる「1人は皆のために」「ノーサイドの笛が鳴れば健闘を称え合う」という精神は、古より自然災害に見舞われてきた日本人の他者を想う心によく馴染むことを実感した。因みに、「試合終了」を現在はフルタイムと言い、ノーサイドという言葉は今や日本でしか使われていないようだが、それだけ日本人の価値観に合っている証である。

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