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【論説】融通の利かないW杯ラグビーの中止決定

ABCニュースでも報道されたカナダ代表の被災地ボランティアの様子(ツイッター動画より引用)

台風19号の到来がラグビーW杯の盛り上がりに文字通り水を差した。

 

W杯組織委員会と国際統括団体のワールドラグビーは、10月12日に行われる予定だったプールCのイングランド(英)対フランス(仏)、プールBのニュージーランド(NZ)対イタリア(伊)の2試合を中止した。

 

試合は規定により引き分けとなり、NZは決勝トーナメント進出が決定、伊は予選プールでの敗退が決まった。英仏はすでに決勝T進出が決まっている。また、台風被害の翌日となった13日のナミビア対カナダ戦も、開催予定地が被災した岩手県釜石であることと、両国ともに予選敗退が決定しているため中止となった。

 

今回の対応について、海外メディアの論調は厳しい。英国のスカイスポーツは「超大型台風によって試合を中止するという前代未聞の混沌が生じた。プールCでは仏がプール首位に立つチャンスを失い、プールBでは伊の予選敗退が決まった」と報じた。

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