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天皇陛下が85歳の誕生日、皇后陛下や国民に感謝のお言葉
天皇陛下が12月23日、85歳の誕生日を迎えられ、皇居で祝福の一般参賀が行われた。参加した人々を前に、「(各地で相次ぐ豪雨などの災害について)家族や親しい人を失い、あるいは、被害を受け、いまも不自由な生活を送っている人々のことを思い、深く案じています。明くる年が皆さんにとり、明るい良い年となるよう願っています」と語って手を振られた。
平成最後となる誕生日会見では、戦後日本の歩みを振り返り、平和への強い思いを述べられた。また、来年4月30日での退位を前に、「天皇としての旅を終えようとしている今、私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います」と、声を震わせながら感謝の気持ちを述べられた。
誕生日会見の詳細は、宮内庁のホームページ(http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25)で確認できる。