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「文化の日」を「明治の日」へ 祝日法改正案まとまる
今月13日、「明治の日を実現するための議員連盟」(古屋圭司会長)は党内閣第1部会において「文化の日」を「明治の日」に改称する祝日法改正案を提示した。
11月3日は明治天皇の誕生日であり、明治6年に「天長節」として祝日に定められた。明治天皇が崩御されると、一時祝日ではなくなったが、昭和2年に近代国家建設を成し遂げた明治の御代を顕彰する「明治節」として祝日に戻る。
しかし、敗戦後の昭和23年の祝日法制定により「明治節」は廃止され、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という趣旨の「文化の日」となり、本来の起源である「明治」とは無関係な日となっている。
平成23年に「明治の日推進協議会」(会長・塚本三郎元民社党委員長)が設立されるなど、これまで民間を中心に「文化の日」を「明治の日」に改称しようとする運動が進められてきたが、明治150年となる今年、国会議員連盟が設立されたことで、事態は大きく動き出した。
自民党は来年1月の通常国会で法案提出を目指している。法案は「明治の日」の意義を「近代化を果たした明治以降を顧み、自由と平和を愛し、文化をすすめ、未来を切り拓く」とし、現在の「文化の日」の意義を包括することで「文化の日」を重視する個人、団体にも配慮する内容となった。
民間の動きでは、「明治の日推進協議会」が1月19日に東京・憲政記念会館で<「明治の日」実現!総決起集会>の開催を予定しており、議員連盟参加国会議員や各界有識者の登壇が予定されている。