contribution寄稿・コラム
【トラトラトラ 我等裁判に勝訴す!ー靖國訴訟 東京高裁判決】 英霊を被告にして委員会 事務局長 増木重夫
今日(10月25日)、安倍首相靖国参拝控訴審の判決が東京高裁でありました。
今日一日を順に振り返ってみますと、午後1時に傍聴抽選。傍聴席は74席。72名が並び、ほぼ丁度。圧倒的に相手側が多い。左系は真面目、判決は出来上がっているわけだし、後で当事者に送られてくる。
だから必ずしも行かなくてもいい。意気を示す。というか、存在のアピールと言うか、そこが一番大事なわけで、それが運動なのだが・・・・。
開廷前にカメラ撮影。NHKが来ていた。「冒頭2分間TV撮影を許可していますので、都合の悪い人は一旦外に出てください。」とアナウンス。
そして廷吏が開廷を告げる。やいなや左系が騒ぎだす。何を言っているのかよくわからないが、「おかしいよ。何だこの裁判は。」などと・・・・。裁判長すかさず「退廷!」出て行かない。
「右側の2番目、退廷です。」廷吏に腕を抱えられ、しょぼしょぼと連れ出される。
続いて2番バッターが騒ぎだす。すかさず裁判長が「退廷!」やるじゃないか。すると弁護士が立ち上がり、「申し訳ございません、今後一切このようなことがないようにしますので、たいていはご容赦ください。」
弁護士に言われると、裁判長も矛を収めないといけない。「今後このようなことがありましたら退廷していただきます。そして、判決を言い渡します。主文・・・・(下記の通り)。30秒ほどで判決は終わった。予想通りの1行判決。「控訴人の訴えを棄却する。」完全勝利した1審(東京地裁)の判決を支持するというもの。そしてさっさと退場。左系は「ウワ~~~」。引き続き裁判所の正面玄関前で記念撮影。早速、準備していた「勝訴」の垂れ幕を広げパチット。カメラマンは取材に来ていた朝日新聞の記者。そして裁判所裏の弁護士会館地下の飲食店で、「バンザ~~イ」。
相手方は必ず最高裁へ上告してきます。最高裁は書面審査。開廷されることは99%ありません。後は最高裁から郵便で送られてくる判決を待つだけ。早ければ3ヶ月くらい。普通なら半年~1年くらい。
これで事実上の戦いは終わりました。最高裁の判決も「上告を棄却する」の1行判決は間違いありません。4年かかりました。大阪は最高裁まで2年。倍かかっています。
4年かかるということは4年も左系は裁判所という舞台で学芸会をしたということです。運動として、必ずしも勝ったと言い切れないと思っています。
もう1つ、書かなければいけないことは裁判長が非常に我々に好意的であったこと。
我々が補助参加の申立をします。すぐに「却下」と書いた決定通知を郵送すれば、我々はそれで終わり。代理人は法廷の弁護士席に入れません。今回も前回もその判断を最後までだしませんでした。ということは、我ら補助参加の代理人、徳永弁護士が最後まで、法廷の弁護士席でにらみを利かすことができたということです。
一旦これで、事実上裁判は終わりました。各位のご支援、忠心より感謝申し上げます。
判決を読みたい人は弊会にご連絡ください。(090-3710-4815)コピーを送ります。