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安倍首相が総裁3選も、石破氏健闘

開票結果が発表された自民党本部(党公式ツイッターから)

 
自民党総裁選の投開票が20日行われ、安倍首相が石破元幹事長を破って連続3選を果たした。
 
午後1時から党所属国会議員の投票が行われた後、国会議員票と地方票(党員票)の開票結果が発表された。両票を合わせた合計で、安倍氏が553票、石破氏が254票となった。
 
国会議員票では、安倍氏が329票、石破氏が73票で大差がついたものの、地方票は安倍氏224票―石破氏181票で、当初7割近いとみられた安倍氏が地方票では55%強に終わり、石破氏の善戦に終わった。
 
モリカケ問題での対応に疑問を投げかけるような石破氏の戦術や、石破氏支持の斎藤健農相が辞任を求めるパワハラがあったなどと報道するリベラル系メディアの論調なども手伝って、終盤に石破氏がかなり巻き返したとみられる。
 
安倍首相は、10月1日か2日に党役員人事と内閣改造を行う意向だが、政権の骨格である麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、二階俊博党幹事長は留任させる見通し。これまでの政権運営が評価されたとして残り3年、アベノミクスや憲法改正に向けた政策推進を加速させる。