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台風21号、近畿を中心に猛威、タンカー衝突関空連絡橋復旧メド立たず

5日午前、北海道の北で温帯低気圧に変わった台風21号は、近畿を中心に甚大な被害をもたらした。

大阪、滋賀、三重、愛知の1府3県で死者11名、負傷者は300名にのぼった。

関西電力・中部電力の管内では、120万戸が停電となり、明日中の全戸復旧を目指して作業が進められている。

関西空港(大阪府泉佐野市)では、高潮で滑走路が浸水し閉鎖されたほか、空港と対岸を結ぶ連絡橋に、全長89メートル、2591トンのタンカーが、風に流され衝突。橋が破損したことにより、通行止めとなった。

空港には利用客ら3000名が取り残されたが、今朝から、高速船やバスによる輸送が始まった。

関西空港は、5日、全便欠航となった。

菅義偉官房長官は、5日午前の会見で、記者から関西空港連絡橋の復旧時期について問われたが、具体的な時期について明言しなかった。