pet「マリの喫茶室」

我家のペット自慢 ウサギシリーズ(10) プチストーカー

我家のペット自慢

ウサギシリーズ(10) プチストーカー

 マリの絵 (003)

「犬はプチストーカーみたいで好きではない」

とウサ友は言った。

犬好きの方、反論はおありでしょう。ごめんなさい。

しかし、確かに犬はプチストーカー的なめんどくささがある。

・犬はわんわん鳴いてうるさい。

・犬は要求が多い。(散歩に連れてけ。餌をよこせ。ボール投げをしろ。etc.)

・犬は、飼い主につけ回す、甘える、嫉妬する。

これは、犬が一人では生きられない、群れの動物だからでしょうか。

 

<独立独歩のウサギ>

それに比べ、ウサギは単独行動の動物。

・孤独に強い。

・独立独歩、人間にあまりすり寄らない。

・鳴かないし、ほっておかれても平気。だから時々存在を忘れたり、どこにいるのか分からなくなることもあります。

・うさぎは、こよなく自由を愛してる。抱っこされたり、しつこくなでまわされるのは嫌い。家の中で好きにさせてくれるのが一番と思っている。自由にすると、一目散に走っていく。

・臆病なくせに意外と好奇心が強い。家の中を探検してまわる。新しいものはめざとく見つけてくんくんする。

 

<犬化するマリ>

ところが、そんな独立独歩、自由気ままなマリが、最近ちょっと犬化してきた。

・朝出かけるときに、マリがじっと私を見つめる。

・出かけようとすると、サークルの端にかけよってくる。「どこ行くの?」と寂しげに見える。

・私の動きをじーと目で追っている。

・家の中を歩いていると、時々、マリが後追いする。

・ご飯を食べてると、気がつくと犬みたいに足下にうずくまっている。

まあ、鳴かないので、あまり負担感がなく、そこは犬とは大きな違いではあるのですが。

 

 マリが私に対して、親近感を持ってくれてるのかな、と思うと嬉しいのですが、私がいない時間、マリに寂しい思いをさせているのかな、と思うと、可哀そうな気がします。

 私は、だいたい朝7時前に家を出て、夜10時過ぎに帰る。土日も出かけるので、毎日マリといるのは、せいぜい一日5時間くらい。

 マリは、1日の大半を一人ぼっちで過ごしているわけです。

 朝、仕事に出かけるときは、なんとなく申し訳なくて、

 「いつも独りぼっちにしてごめんね。」

と謝ったり、

「お母さん、マリの餌代やエアコン代も稼がないといけないからね。お仕事行ってくるね。」

などと、言い訳をしてしまう。

 

 その話をウサ友にしたら、

 「私は、お留守番できて偉いね」

 と褒めているという。

  なるほど、ポジティブ・シンキングだ・・

 

こうして、私が「ウサギシリーズ」を書いている間も、マリは足元でうずくまっている。私がいると安心するのかな。私もマリがいると寂しくないよ。

 

私とマリはお互いに必要としている。持ちつ持たれつともいう。

その関係が今はとても心地よい。

   (私が描いたウサギの絵)