pet「マリの喫茶室」
我家のペット自慢 ウサギシリーズ(10) プチストーカー
我家のペット自慢
ウサギシリーズ(10) プチストーカー
「犬はプチストーカーみたいで好きではない」
とウサ友は言った。
犬好きの方、反論はおありでしょう。ごめんなさい。
しかし、確かに犬はプチストーカー的なめんどくささがある。
・犬はわんわん鳴いてうるさい。
・犬は要求が多い。(散歩に連れてけ。餌をよこせ。ボール投げをしろ。etc.)
・犬は、飼い主につけ回す、甘える、嫉妬する。
これは、犬が一人では生きられない、群れの動物だからでしょうか。
<独立独歩のウサギ>
それに比べ、ウサギは単独行動の動物。
・孤独に強い。
・独立独歩、人間にあまりすり寄らない。
・鳴かないし、ほっておかれても平気。だから時々存在を忘れたり、どこにいるのか分からなくなることもあります。
・うさぎは、こよなく自由を愛してる。抱っこされたり、しつこくなでまわされるのは嫌い。家の中で好きにさせてくれるのが一番と思っている。自由にすると、一目散に走っていく。
・臆病なくせに意外と好奇心が強い。家の中を探検してまわる。新しいものはめざとく見つけてくんくんする。
<犬化するマリ>
ところが、そんな独立独歩、自由気ままなマリが、最近ちょっと犬化してきた。
・朝出かけるときに、マリがじっと私を見つめる。
・出かけようとすると、サークルの端にかけよってくる。「どこ行くの?」と寂しげに見える。
・私の動きをじーと目で追っている。
・家の中を歩いていると、時々、マリが後追いする。
・ご飯を食べてると、気がつくと犬みたいに足下にうずくまっている。
まあ、鳴かないので、あまり負担感がなく、そこは犬とは大きな違いではあるのですが。
マリが私に対して、親近感を持ってくれてるのかな、と思うと嬉しいのですが、私がいない時間、マリに寂しい思いをさせているのかな、と思うと、可哀そうな気がします。
私は、だいたい朝7時前に家を出て、夜10時過ぎに帰る。土日も出かけるので、毎日マリといるのは、せいぜい一日5時間くらい。
マリは、1日の大半を一人ぼっちで過ごしているわけです。
朝、仕事に出かけるときは、なんとなく申し訳なくて、
「いつも独りぼっちにしてごめんね。」
と謝ったり、
「お母さん、マリの餌代やエアコン代も稼がないといけないからね。お仕事行ってくるね。」
などと、言い訳をしてしまう。
その話をウサ友にしたら、
「私は、お留守番できて偉いね」
と褒めているという。
なるほど、ポジティブ・シンキングだ・・
こうして、私が「ウサギシリーズ」を書いている間も、マリは足元でうずくまっている。私がいると安心するのかな。私もマリがいると寂しくないよ。
私とマリはお互いに必要としている。持ちつ持たれつともいう。
その関係が今はとても心地よい。
(私が描いたウサギの絵)